嫌い?
私は、柔道で協力隊に派遣される予定だが「柔道が嫌いだ」
嫌いなら柔道隊員として行かなければいいじゃないか!と思うだろう。
私は柔道が嫌いだ。でも柔道が好きだ。矛盾している。
嫌いであり好きでもあるのだ。
無理矢理親に習わされ始まった柔道人生、中学になったら辞めてやるそう思っていた。でも柔道部に自ら入っていた。高校になったら… でも自ら選び推薦で強豪校で柔道漬けの毎日。大学になったら… 柔道部に入っていた。
気づけば12年の柔道人生を歩んでいた。
12年間柔道なんて辞めてやる!毎日のように思った。いつでも辞めれた。
でも辞めれなかった。自分の技と向き合い、仲間と切磋琢磨し成長していくのが楽しいのだ。好きなんだ。何度も柔道に助けられてきた。生きる気力を生み出していた。
でも日本における指導の在り方は嫌いだ。多少は必要かもしれないが、根性だ!気合いだ!そればかりの指導がまだ残っているのが嫌いだ。
今はどうかわからないが試合に負けたから親や指導者が選手を殴る叩くなんてよく見た光景だ。嫌いだ。頑張ったなと労いの言葉をかけてあげるべきなのではないか?
勝利至上主義に偏りすぎた柔道が嫌いだ。
嫌な部分は山ほどある。
尊敬する日本人の先生はいっぱいいるんだけどね。
柔道には、教育としての部分があるのだ。(色々な教えがあるのだが長くなるのでまた今度書こうと思う。)それが忘れられかけているように感じる。
それを理解して指導している指導者であれば、体罰など起こるはずがないのだ。
私は競技としての柔道ではなく、教育としての柔道を広めたいのだ。
私は柔道が好きだからこそ、私のように柔道が嫌いだと思って欲しくないのだ。
好きだ!と胸を張って言って欲しいのだ。
だから協力隊に柔道隊員として行きたい。