素晴らしい詩に出会った
なますて。
そんまです。
昨日サウナに入ってテレビを見ていると茨木のり子さんと言う詩人の特集をやっていました。
その方のこと知らなくて最初は聞き流す程度で見ていたけどどんどん引き込まれて気づけば20分サウナに入っていました。それでも番組は最後まで見れなかった。今日再放送あるので録画しなきゃ!
見ていた中で紹介されたとある詩が私の心を打った。自然と涙が出た。
とある詩とは「自分の感受性くらい」と言う詩です。
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
これを読んで自分と向き合う事の大切さと周りに流される事なく自分が感じたものを大切にすることの大切さを感じた。
やっぱり自分以外のせいにする事は、簡単だし楽だけど自分の大切な物が無くなっていく。自分から動けなくなってしまう。流されて生きてしまう。そんな感じがした。
この詩の中で心に刺さったのが2箇所あって1つ目が「初心消えかかるのを暮しのせいにはするなそもそもがひよわな志にすぎなかった」
自分も協力隊に応募した理由、志は、あった。でも延期になって協力隊のことを考える時間も減って、いつしか協力隊に行く事が目的になってた事もあった。志は達成できるまで貫き通したいと思った。
2つ目は「駄目なことの一切を時代のせいにはするなわずかに光る尊厳の放棄」の部分で、コロナだから仕方がない。ライフプランがコロナでめちゃくちゃになっちゃった。そんなことを思った事もあった。
この2年沢山自分と向き合ってきて今は、前向きポジティブ人間だけど、また人生に迷った時辛い時この詩を読み返したいと思える作品だった。
今この詩に出会えたこと、茨木のり子さんを知ったことは自分にとってこれからの人生プラスになったなと思った。
だって予定通り昨日インドに飛び立っていれば知らなかったことなんだからね。
それではまた。